先日、子供が「あ〜、思いつかへん〜」と言いながらうろうろして、お困りの様子でした。どうしたん?と聞くと、学校で提出する作文に何を書けばいいか思いつかないとのこと。
そのときのやりとりがこれ。
僕:先生にお話しして「へぇ〜、そうなんや〜」って面白がってくれそうなことって何かありそう?
子:え〜、分からへん。
僕:なら・・・、例えば今日一番楽しかったことって何だろうね?
子:iPadでお絵描きしたことかなぁ。
僕:ええやん、特にどの瞬間が楽しかったん?
子:・・・楽しかったというか、絵を描き始めたら夢中になってしまうねん。
僕:すごい没頭するんやね。それで、さっき11枚も描いてたんや。
子:うん。
僕:そのことを書くだけでも、先生にとって面白いと思うよ。「へぇ〜、君にそんなトコがあったんだね」って驚いてくれると思う。
子:そうかも。あ、でも・・・何から書き始めていいか分からへん。
僕:「今日、◯◯をしました」みたいに、何をやりました、ということから書き始めたら先生にも分かりやすいんとちゃうかなぁ。
子:あ・・・、なんか書けそう!
と、急に立ち上がり、勢いよく書き始めました。後で見せてもらったのですが、「今日、iPadで絵を描いていたら没頭して我を忘れてしまって11枚も描いてしまった」というオチの作文を書いてました。
てな訳で、今回は子供が作文のテーマを思いつくのをどうサポートすればいいか、というお話しです。もちろん、書くテーマを親が考えてしまったら子供が創造するトレーニングにならないので、いかに子供に思いついてもらうかが大切。
僕は、子供に以下の3つの質問をしていけばいいかなと思っています。
質問1「最近、面白いと思ったことは何だろうね?」
質問2「特に、どの瞬間にいちばん面白いと思った?」
質問3「そのとき何があったの?どんな気持ちだった?」
質問1でおおまかなテーマを特定、質問2で特に語りたいシーンをイメージしてもらい、質問3で具体的な面白さについて描写してもらう。起承転結を考えるに至る前に、書くテーマがイメージできない。そんな時に使えるテクニックでした。
ビジネスの場面では、話の要点(ポイント)を手短に語れることが求められますが、上記は、話の要点を面白く語れるトレーニングにもなっているんじゃないかと思います。
◆本日の子の成長◆
・人に伝えたいことを<創造>する頭の使い方が身につく
・組み立てて語る<ロジック>の力も身につく
・また、伝える相手の<感情>を考えるクセもつく
※参考
www.growing-parent.com
◆本日の親の成長◆
・相手から面白い話を引き出す話法が身につく
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