堀江貴文さん、落合陽一さん共著の「10年後の仕事図鑑」は今後の仕事のあり方を理解する上で非常に参考になる著作。人生100年時代では、現在もまだ残る「一つの企業に一生を捧げる」タイプの仕事のあり方は通用せずあなた自身が次の仕事を考えていかなければならないし、これからの子供達にも新しい時代に合った能力を身につけてもらわないといけません。
同著の分かりやすい紹介は他の多くの方がされているので、この記事では、未来の仕事について僕の視点で再整理を行うこととしました。
◆企業とフリーランスが協業する未来
僕自身がいろいろな企業と仕事をする中で感じているのが、仕事が大きく二つに分かれてきているということ。
ひとつの仕事は、工場などの大きな設備を必要とする仕事。自動車の生産工場に代表されるように、大きな設備を必要とする仕事は個人単位で行うことは難しい。企業が大きな投資を行って、その設備や資材をチームでオペレートしながら仕事を進めていく。
もうひとつの仕事は、設備投資がなくとも頭脳やスキルがあればできる仕事。デザイナーなどは今やPCがあれば仕事ができてしまうことは想像に難くないと思います。
ここ最近の動向として、企業内で企画を行う人間、デザインを行う人間の転職が活発になってきているように感じています。◯◯社で働いていた商品企画の担当者が☆☆社で働きはじめた、という事例は本当によく目の当たりにします。
ブロガーやインフルエンサーといった物語を語る仕事(ストーリーテラー)やデザイナー等の専門職(エキスパート)がフリーランスの仕事として分かりやすいですが、メーカーに勤める企画マンやインハウスデザイナーも今後はフリーランス化していくだろうと思います。
上記を整理すると、未来のビジネスの世界は、大きな設備を持つ「企業」とフリーランスという大きな二つの立場に分かれていくのではないかと思います。
企業は新しい商品アイデアを生み出す場というよりも、生産工場というインフラ的な役割になっていくでしょう。GOOGLEやAmazonといったプラットフォーム企業もすでにインフラ的な役割を行なっています。
アイデアをフリーランス達が考え、企業がそれを生産するという世界。
◆信用とポジションが大切なフリーランス
「10年後の仕事図鑑」でも繰り返し出てくるのですが、フリーランスの方はしっかりとネット上とリアルの両方で信頼を獲得し、フォロワーを増やしておくことが大切。フォロワーが多いと仕事の声がかかりやすくなります。
信用を獲得するために無償で仕事をしてネット上でアピールし、フォロワーを増やす。そのような活動はすでにTwitterなどを見ていると始まっています。無償の仕事が信頼とフォロワーの獲得につながり、それが未来のリアルな収入につながるという構図。
また、フリーランス人口が多くなっていくので、自分だけができることを見つけ、アピールしていくことが求められます。いわゆる、ポジション取りですね。
◆複数の仕事を並行する世界
ブログでアフィリエイト、買ったものはメルカリで売る、企業から受託して商品企画を行うなどを、一人のフリーランスが並行して行なっていくスタイルも珍しくなくなってきています。
そんな世界では「私はこの仕事とこの仕事でポジションをとっていこう」という戦略を一人ひとりが考えていかなければならなくなるでしょう。
その際に、上でご紹介した図(マップ)などを参考に、自分自身の能力をどう積み立てていくべきか、子供達のスキルをどう高めていくべきか、考えていただけるといいのかなと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
Twitterでもお会いしましょう!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓