これまで僕たちに馴染みの深かったお金、すなわち「円」だけど、その円をみんなが少しずつ使わなくなっていく未来。言い換えると、いろいろな種類の仮想通貨で人々が経済を回している未来。そんな未来のストーリーをすこし考えてみました。堀江貴文さんの未来のお金についての著作「これからを稼ごう」から着想を得たお話です。
◆仮想通貨STKで価値を交換し合う世界
未来では誰でも通貨を発行できるという。だったら、僕のニックネームは「しぃたけ」なので、STK(シータケ)という仮想通貨を発行しようと思う。1STKは「ちょっとした優しさ一回分」という価値にしよう。
STK通貨を使うコミュニティでは、高齢の方に席を譲ってあげたらその人に1STKをもらえるかもしれない。
高齢の人もゆっくり愛情を込めて豆腐を作って、それをひとつ3STKほどで売れるかもしれない。配送する人にも1STKでありがとうを。
ツイッターで良い記事を見たら、「いいね」ではなく1STKを、その記事を書いた人に送れるかもしれない。
STK通貨の流通によって、優しい社会が生まれてくるのかもしれない。そしてここには「円」は登場しない。
◆仮想通貨STKの特徴
ビットコインは日本円と交換できてしまうために、FXと同じようなお金儲けの手段になっているように思える。ビットコインが値上がりする前に買い、値上がりしたら売って儲ける。キャピタルゲイン。でもそれだったら、結局、これまでの「円が欲しい」というマインドセットから変わっていないんじゃないかな。
だったら、STKは「円」と交換できない通貨にしよう。STKが交換できるのは本物のシイタケ一本分。健康に良いシイタケとだけ交換できるところに、優しさのテイストを乗せておきたい。100STK持っている人はもちろん、100本のシイタケと交換できる。シイタケ一本分で、やさしさ一回分。
ただ、誰かが5万STKを持っていたとしても、シイタケ5万本と交換する訳にはいかない(厳密に言えば、シイタケを日本円で売りさばくこともできるけど)。そうすると、お金だけを儲けたいと思う気持ちもなくなっていくのかなと思う。
また、STKの姉妹通貨があっても面白いかもしれない。姉妹通貨WKWK(ワクワク)。ワクワクを一回誰かに提供して、1WKWKが手に入るイメージ。STKはWKWKとなら交換してもいいようにしよう。
◆仮想通貨STKで価値を交換し合う世界(再)
STKはやさしさの交換が前提なので、これまでのお金と違う振る舞い方になるだろう。
SNSの投稿に「いいね」ではなくて1STKのクリックをするのもその一つ。良い発言にも価値を認める。
小学校の道徳の授業でも、STK(=やさしさの通貨)について習ったりするのかもしれない。
誰かの家族が亡くなった時に、町のみんなが1STKずつ寄付してくれるかもしれない。
◆仮想通貨STKの実証実験
息子が欲しいオモチャがあったので、6STK(父からの3STKと母からの3STK)でプレゼントするよ、と言ってみました。
すると、デザートを食べやすいようにスプーンを取ってくれたり、嫁さんに布団をかけてあげたりと優しさマックスの様子に。
このやり方(オモチャで釣る)はちょっと姑息なのですが、社会に優しさが増えることは実証できたかもしれません。
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未来の社会は小さなコミュニティがたくさん存在する社会になると言われていますが、仮想通貨STKが流通するコミュニティでの生活、いかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
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