未来の仕事と子育て by しぃたけ

しぃたけ🍄が、未来の仕事と子育てを考えます!

ノスタルジー(心の穴)を満たす未来のビジネス【未来のお仕事】


昭和50年代(1980年前後)に僕は生まれたのですが、その当時と比べると今の世界には便利なものが増えました。スマホで検索できて、知りたいことはすぐ知れる。オーディオ機器などは安いものでも十分に音質が良い。かつてのトマトは青くて酸っぱいトマトが多かったけど、今のトマトは赤くて甘くて美味しいものばかり。

もちろん、それらを最大限に享受しながら嫁さんや子供と毎日を生きていて文明の発展に対する感謝の気持ちは大きいのですが、時々、このような心の声が僕の内面から聞こえてくるのです。 =ここは、僕の生きる世界じゃない=

今回は、その心の声をきっかけに、未来のお仕事を考えてみたいと思います。

 
僕のノスタルジーの物語

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これは、古い時計ですね。先日、ある資料館のような場所でたまたま写真を撮ったものです。僕が小さかった頃には、このような時計を時々目にしました。かつては、古くからの木造の日本家屋に行くとこんな時計が置いてありました。でも、いまこのような時計を日常的に使っている人はいません。

幼少期から思春期にかけて、人は世界を感動をもって見聞きするものです(いじめや家庭内の問題などでそれが十分には叶わない方もいらっしゃいますが)。そして、その小さかった頃の原体験はその人の一生の幸福の原型として記憶に残ります。でも、時が経つと文明は発展し、現実の世界はその原体験とは異なる風景の世界へと変わっていきます。言い換えると、古い時計、旧式の自動車、古いゲーム機、かつて住んでいた家・街など、自分の思い出とリンクするものがこの世界から消えて行く訳です。そのため、上記の古い時計を見たときに僕は、もう戻れない過去の世界を思い出し、切ない気持ちになりました。

もう一つ、昔話を思い出したので付け加えます。ある駅で毎日、塾帰りの僕を父が迎えに来てくれていました。僕が電車から降り、エスカレーターで下に降りる間に父の待つ顔が見えたものです。しかしそれから20年以上経った今、僕はその駅を使わなくなり、もう、その駅で待つ父の顔を見ることはできません。父も亡くなり、会うこともできない。そんな歴史があり、時々その駅を利用するたびに切ない気持ちになります。僕の心の中にだけ、そこで待つ父がいつまでも見える。


世代ごとに変わるノスタルジー

僕よりも上の世代の男性には、テレサ・テン欧陽菲菲(オーヤンフィーフィー)といった台湾出身の歌手がノスタルジーの対象かもしれません。街のどこかでその歌声を聴くとなつかしい感情になるでしょう。また、僕の子供の世代だったら、親が遊ばせてくれたiPadなどがノスタルジーの対象になって行くかもしれませんね・・・20年後くらいには。そんな感じで、ノスタルジーの対象は、世代によって異なります。


ノスタルジーは心の穴

上記でお話ししたように、ノスタルジーには切なさが伴います。違う言い方をすると、時が経って、自分が愛するモノ・風景が世の中から消え去り、もう出会えなくなってしまったという「心の穴」がノスタルジー

だから、オッサンにテレサ・テンを聞かせてあげると、オッサン的には胸熱になる訳です。僕がファミコン時代の初期のスーパーマリオの画面を見ると「うわぁ、遊んだなぁ・・・」と懐かしさに心を奪われる訳です。20年後の若者にiPadを見せると、「うわぁ、このiPadってのでよく遊ばせてもらってたわ〜」なんて懐かしがるのでしょうね。

たくさんの素晴らしい才能と努力によって世の中がどんどん便利になっていきますが、それと並行して自分が愛する世界が失われていくという悲しさがある訳です。だから、時々、「ここは、僕の生きる世界じゃない」という感情が沸き起こってくるんだと思う。

父が亡くなり、大切に飼っていたペットが亡くなり、そういった喪失の経験を繰り返す中で「絶対に昔に戻ることはできない」という感覚が身についていく。悲しいことに。それも、ノスタルジーの寂しさを際立たせるのでしょう。


心の穴を埋める仕事

人は時間に逆らって生きることはできないから、誰にでも多かれ少なかれノスタルジー、言い換えると「心の穴」があるはずです。その心の穴を埋めてあげる仕事が、今でも、そして未来のお仕事としても求められるんじゃないかと思うところです。

毎日を充実して暮らすアクティブな高齢者も、もう亡くなってしまった母の手料理をもし食べられるなら心を動かされるでしょう。小さい時に食べた駄菓子が売っていたら懐かしむでしょう。便利な世の中にどんどん変化していく時代だからこそ、人々が潜在的に持つノスタルジーという心の穴を埋めるビジネスもあって良いのかと思いました。

 

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最後に、こちらは小さい時の僕と父の写真ですー。僕の可愛い子供を、父に見せたかったな。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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